〜 本の周辺 〜 培う力


何かにつけトラブルになりやすい最近は(人間の過ちの繰り返しは今に始まった事ではないが)想像力の無さに帰結している。

もしかしたら自分も、そういう配慮の欠けた行動をしているかもしれず落ち着かない。
そんな訳で想像力を養う為にも読書が良いと実感する日々である。
何故なら物語の中には耐えられない様な不遇やあるいは非行や、人生の奈落や救済が満ち溢れているからである。
自分だったらどうするか?伸るのか反るのか、こんな人に出会ったらどう対応するのか…等々手軽に様々な人生を疑似体験出来、自己を知る為に必ず他者が必要である事が分かるからだ。

他者を見失っている人というのは、大体にして自己も見失っている見苦しい状態を曝している(事に気付いていない悲劇の中にある)とはいえ人間そうそう完璧に出来ている訳ではないので、失敗や失態は常である。
だからせめてその至らなさに恥じ入るセンス位は持ち合わせていたいと願う。






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